「第一生命で不払い隠し2万件超・・・・職員の内部告発で表面化」
矢ケ崎です。
学校の先生の不謹慎な行動が取りざたされていますが、先ごろ、千葉県の公立
学校で、2009年度、わいせつやセクハラ行為をして懲戒処分を受けた教職
員が前年度の約2倍の9人というデータが公表されました。県教委は処分の即
時発表や氏名公表などで「厳罰化」を図っていますが、わいせつ事案は後を絶
たず有効な再発防止策を打ち出せていません。(「わいせつで処分相次ぐ」千
葉日報の記事)
千葉県に限らず、この種の問題が数多く報道されています。つい先日も、長崎
市江平中学校の校長(51)が「Share」を使ってわいせつ画像(児童ポルノ画
像)を収集していた事が、生徒の情報漏えいとともに表面化しました。(「矢
ケ崎ブログ 2010.3.24 の記事)
最近、あまり使われていませんが、「聖職」という言葉があります。私たちが
子どものころ、学校の先生は「聖職」と言われていました。
しかし、最近の先生達の行動は・・・・・?
せめて、「性職」なんて言われないようにしていただきたいものです。
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★第一生命で不払い隠し2万件超・・・・職員の内部告発で表面化
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生命保険会社の不払いに関して、2007年2月に金融庁から過去5年分の不
払い調査を命じられ、各社は過去における不払いの可能性のある案件を洗い出
し、該当契約者に通知し、是正した矢先、再び不払いです。しかも、今回は生
命保険会社に勤務する内部の職員による告発です。
第一生命保険で、「大量の保険金不払いを幹部が隠している」と複数の職員が
会社側や金融庁に内部告発しています。診断書をもとに支払える可能性が高い
案件を少なくとも2万件以上、数十億円分は把握していたが、該当する契約者
に具体的に案内しなかったということです。(「第一生命、不払い隠し2万件
超 金融庁に内部告発」朝日新聞の記事)
朝日新聞の記事によると、内部告発が問題にしたのは、病院で治療を受けて保
険金を請求した契約者が、過去に別の病院で治療を受けていた事例の扱いに関
するものです。
調査の中で診断書の治療歴を点検したところ、他病院での手術や入院について
保険金を払える可能性がある案件が2万件以上判明したが、部長級の幹部が、
個別の請求案内はしないと判断したということです。
「案内を他社よりも突出して多くするな。件数が多いと耐えられない」
職員は昨年3月に当時の複数の役員に、保険問題に詳しい弁護士を通じて文書
で告発、金融庁にも内部資料とともに公益通報をしました。また、別の職員も
今年2月に金融庁に公益通報しています。
第一生命では、診断書に他病院の治療記録がある案件で個別の請求案内をしな
かったことは認めており、今後、事実上の再調査をする方針ということです。
保険金不払いの問題はしばしば社会問題にされていますが、今回、特に注目す
べきは、この不払い問題を、第一生命に勤務している職員が内部告発した点で
す。しかも、一人ではなく複数の職員による告発です。
「公益通報者保護法」という法律があります。私たちも何年か前に、内部統制
に関連して勉強しました。企業や行政機関の内部告発者を解雇などの不利益か
ら守ることにより法令遵守(コンプライアンス)を促進するために、2006
年4月に施行された法律です。
このフレームワークは社内通報システムやヘルプラインなど、内部統制の基本
的要素であるモニタリングのフレームワークと同じです。
かつて闇カルテルを内部告発したどこかの運送会社の社員が、30年近くの長
期間に渡り、昇級、昇格もされず、窓際に追いやられていた事件などを受けて、
出来たとも言われています。
内部統制で求めている法令遵守(コンプライアンス)の内容は、関連する法令
だけではなく、社内における規則や決まり事も含めています。
経営者や役員は、自分たちが決めている事項が内外の法律に照らしてイエスな
のかだけでなく、社会の常識に照らしていかがか、内部の社員に対して目をし
っかり見ながら言えることかを考えなければなりません。
今回の第一生命に勤務する職員の勇気ある行動を、「勇気ある行動」と評価す
るか、それとも「やかましい行動」と評価するかによって、企業の基本姿勢が
まったく変わります。
ぜひ、「勇気ある行動」と絶賛する経営者、役員でいてください。
投稿者 矢ヶ崎清 : 2010年03月30日 00:01
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