「音響メーカー所得隠し」
「音響メーカー所得隠し」
矢ケ崎です。
福井県にある音響メーカーが、タックスヘイブンにあるペーパーカンパニーを
利用した租税回避行為により120億円の所得隠しを指摘されました。
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◆福井の音響メーカー、利益移転で120億円所得隠し(読売新聞)
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中堅のAV機器メーカー「オリオン電機」(福井県越前市)が、タイの現地法
人で製造したテレビなどの売り上げの一部をタックスヘイブン(租税回避地)
の香港にあるペーパーカンパニーに付け替えていたとして、金沢国税局から
2006年3月期までの7年間で約120億円の所得隠しを指摘されていたことがわかっ
た。
同社と香港の会社との間に資本関係はなかったが、同国税局では「オリオン電
機が実質的に支配していた」と判断し、追徴課税した。追徴税額は重加算税を
含めて40億円前後とみられ、同社は修正申告した。
オリオン電機は国内外のメーカーから委託を受け、タイや米国などにある従業
員150~4000人規模の製造拠点でOEM(相手先ブランドによる生産)を手がけ
ている。「ORION」の自社ブランドでも液晶テレビなどを生産・販売して
いるが、OEMが売り上げの大半を占めている。
関係者によると、同社は部品を調達したうえで、タイの現地法人「コラートデ
ンキ」などでOEM品を生産。メーカーに卸す際に、オリオン電機が受け取る
べき代金の一部を香港の会社の口座に振り込ませてプール、税務申告を怠って
いた。香港では、法人は海外で発生した所得には課税されないため、香港の会
社も申告していなかったという。
香港の会社は、金沢国税局が06年~07年に行った税務調査で浮上。オリオン電
機で資金の出入りを管理し、事務所もなく、営業実態もないペーパーカンパニ
ーだったことから、同国税局では、利益を付け替える「受け皿」として使われ
たと認定。7年前までさかのぼって、利益の全額について所得隠しを指摘したと
いう。
オリオン電機は1958年設立、07年3月期のグループ総売上高は3200億円。矢野栄
幸社長(59)は取材に「税務調査は受けたが、会社内部のことを外部に話す
つもりはない」と回答している。
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タックスヘイブン(租税回避地・租税回避国)とは、外国企業に対し税制上の優
遇措置をとっている国や地域のことをいいます。直訳すると、「税金天国」で
すが、税金のまったくかからない場所、あるいは税率が極めて低い国・地域の
ことをいいます。
バミューダ島、英国領バージン諸島、ケイマン諸島などがタックスヘイブンと
して有名です。
これらの国や地域では、法人税や個人の所得税をゼロまたはほんの名目的な税
金にして、海外からの法人や金融資産を受け入れることで、その周辺にある産
業を振興させようとしているようです。
香港やシンガポールなども事実上のタックスヘイブンとして知られています。
オフショアとは、制度上の制約が少なく、税金もほんの少しまたは非課税で取
引できる市場のことをいい、タックスヘイブンと同じような意味で使われる場
合が多いようです。
いずれにしても、今回の税務は海外のペーパーカンパニーを利用した利益飛ば
しという認定です。
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投稿者 矢ヶ崎清 : 2008年07月31日 00:01
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